楽器フルートの曲

フルートの曲といえば、バッハのフルート・ソナタ 変ホ長調の第2楽章「シチリアーノ」(一説にはバッハ作曲ではない、とも言われていますが、とても有名な美しい曲です)
またフォーレ作曲の「シチリアーノ」これも有名で哀愁漂う代表的な曲です。この2曲お奨めします。またモーツァルトのフルート協奏曲第2番。第1楽章の冒頭の部分なんかいかがでしょうか?スケールが終わってのロングトーンを、フォルテピアノせずにクレシェンドし続けることが出来たとき、たぶんその曲を聴いてる人たちは皆が魅了することでしょう。
フルートの原形については、祖先は古くアジアで生まれた横笛でした、その横笛ががヨーロッパに伝わり、発展したと言われています。17世紀頃に穴を開けただけの横笛に、キーをつけるなどの改良がなされ、現在の形となった楽器がフルートやピッコロなのです。

楽器フルートの価格

楽器フルートの楽譜はピアノ(ト音)と同じト音表記です。フルートは移調楽器ではありませんので、フルートのドは、ピアノのドと同じ音です。inCですからピアノをやってる方なら違和感を感じることなく出来ると思います。
初めての方でも一週間も練習すれば、音階ぐらいは吹けるようになると思いますが、完全に個人で、週に1・2回程度だと最初は難しいかもしれません。音を出すコツをつかむことが必要ですから、最初は経験のある方に教えてもらうようにしましょう。
フルートの価格は実売価格で1万円台のものもありますけど、例えばピアノの場合「新品で5万円で買えるアップライトピアノ」があったとすれば、これを勧めるでしょうか?しないでしょう。
価格から考えてみても楽器としての「作り」に疑問を持つと思います。音楽や楽器を愛する人ならば、やはり「いいかげんに作られたシロモノ」には手を出さないほうが良いと思います。そのためにも玩具のように扱う場合は別として、安かろう、悪かろうにならないようにしたいものです。

楽器フルートの構造

フルートの構造は息の方向を安定させるための、リッププレートをつけた頭部管と吹口、主管、そして足部管からできています。この楽器の特徴である音程を調節するための穴を、うまく塞ぐように多くのキイが取り付けられていることです。そのキーが複雑な仕組みで穴をふさぎ正確な音程を作り出すことが出来るようになっています。
フルートの種類は室内楽、管弦楽の楽器編成のなかでは重要なパートです。又、ソロ演奏の楽器としても欠かせません。フルートのほかには、ピッコロや、アルトフルート、バスフルートなどがあります。それぞれに音域の高低や、柔らかな音色や、明るい響きなどの持ち味があります。フルートの場合、「楽器」としての実用性の価値があるのは10万円以上はします。
コンサートホール等で演奏できるレベルの「フルート」と言うことになると、先ずは総銀製を選ぶことになるので、価格は40万円は超えると思います。(ピアノに例えるならば、スタンウェイや国産メーカーの最もハイクラスになるかと思います)